中途採用において特徴的な書類がこの「職務経歴書」です。新卒採用の時には必要ないため、最初は書き方に悩むことと思います。
しかし、この職務経歴書をしっかりと作成することが、この後の面接対策にもつながっていきますので、書き方のコツを確認しながら作成していきましょう。
職務経歴書は、大学職員転職用の書き方(攻略法)があります
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職務経歴書の基本的なポイント
まずは、基本的な書き方を押さえましょう。
他業種に応募する際も役に立つ、基礎のコツもお伝えします!
職務経歴書の構成
職務経歴書は、主に以下の項目について記載をしていきます。
フォーマットは、ネットで検索すると様々出てきます。絶対にこれでなければ、という様式では無いですがオーソドックスなフォーマットを選びましょう。
職務経歴の欄が、表になっている様式がおすすめです。
職務経歴書の項目
1.職務要約
担当者がパッと見て、人物像が伝わるようにする項目です。3行〜5行程度でポイントを絞って記載しましょう。
具体的には、会社名・職務内容・経験年数などです。
2.職務経歴
職務経歴の詳細を記載しましょう。自分自身のキャリアや仕事内容だけではなく、実績なども伝える重要なパートです。
ただし、長々と伝えることの無いように強調したいポイントを絞ってメリハリをつけて記載しましょう。
3.スキル・知識
これまでの経験で活かせるスキルや知識を記載します。
大切なことは、応募先の業務に直結するスキル・知識・経験などを盛り込むことです。
4.資格
所有している資格を簡潔に記載します。業務に関連したものを優先的に記載していきましょう。
5.自己PR
自分の強みをアピールしましょう。ただしアピールしたい気持ちが溢れて書きすぎは禁物です。
原則2〜3つ程度の記載で留めておきましょう。書き方のコツは「応募先の求める人材とマッチさせること」です。
書き方のコツ
基本的な書き方の中でも、次のポイントを意識することがおすすめです。
A4サイズで1〜2枚にまとめましょう!
職務経歴書で差をつけるポイント
職務経歴書って、一回作ったら全部の大学で使い回せばいいの?
使い回して良い項目と、そうではない項目があります
実は、職務経歴書は一回作成して終わりではありません。応募先ごとに変えることが内定への近道です。
「1.職務要約」〜「4.資格」まではどの応募先に提出する際も変わらない「共通項目」。
「5.自己PR」は、提出先によって内容を変える「差をつけるための項目」です。
応募する大学に合わせて、内容を変更するのがおすすめです。
自己PRは大学の求める人材とマッチさせよう
自己PRは、自分自身の強みを記載する箇所です。しかし、ただ闇雲に強みを書いても、大したアピールにはならない可能性があります。
その理由は、大学での業務に活かすイメージを採用担当者や面接官ができない内容であるからです。
つまり、自分が応募先の大学で活躍できることを、その大学が求める人材に合わせてアピールする必要があるということです。
また、そうすることで、その後の面接でも自分の経験を説得力を持たせて話すことができます。
大学が求める人材とは
具体的にはどんな人材が求められているの?
応募先の大学の募集要項や大学ホームページを見てみましょう
それぞれの大学が求める人材像は、募集要項や各大学のホームページに掲載がされている場合が多いです。
具体的には、その大学のキャッチコピーや学長・事務局長からのメッセージ、具体的なビジョンのページや職員の行動指針的なものを掲載している大学なんかもあります。
実際に私も、ホームページに掲載されている人材像に合わせて自己PRを記載しました。
しかし、自己PRを3つ書くとしてその全てを人材像に合わせる必要はありません。本当に自分の軸としている強みと併せることで、より説得力を持たせることができます。
色々探してみましたが、なんだかピンと来ません...
そんな場合は次のポイントに注目しながら見てみましょう。
近しい記載があったりするかもしれません。
大学職員として、こういった能力があると望ましいです。そして、大学が求める人材として挙げているケースも多かったりします。
調整力
大学は様々な関係者との関わりがあります。「ステークホルダー」なんて言ったりしますね。
例えば、学生・保護者・卒業生・教員・職員・企業・マスメディア・地域住民などなど...
そのため、様々な関係先との調整を行なって業務を円滑に進める能力が求められます。
特に教員との関係性への理解があるかが重要です。
よく、「教職協働」という言葉が使われます。いわゆる、大学の掲げる目標や仕事の内容について、教員と職員が協力して取り組んでいくことを指します。
確かに理想ではあるのですが、実際のところは「職員<教員」という関係性が残ったままの状況です。
この教員とのやりとりが曲者です。教員は研究者ですので、そもそも職員とは全然別の世界の人間です。大学職員に転職する方は、職員は明らかに舐められているという前提を認識した方が良いです。
そして、事務方のみで大学の意思決定をしていくことはほとんどありません。つまり、事務方がこうしたいと思った方向に持っていけるよう、教員と連携・調整をとりつつ、それとなく導いていくことが上手な業務の進め方のコツなのです。
変化への対応力
少子化に歯止めが効かず、大学業界は非常に危機的な状況にあると言えます。
各大学が生き残っていくためには、環境の変化に適応していくことが大変重要です。
ホームページを見ていると、「変革」「改革」などのフレーズをよく見かけますよね
転職エージェントに添削してもらうのもアリ
求人を探すことはあまり活用していませんでしたが、職務経歴書の添削は私もしてもらっていました。
転職エージェントは、飽きるほどの数の職務経歴書を見ています。
・体裁に問題がないかどうか
・採用担当者へより伝わりやすい内容になっているか
など、経験を活かしたアドバイスをもらうことができます。
何よりエージェントの利用は無料です。受かる職務経歴書を作成するために、この使い方はおすすめです。
まとめ
職務経歴書の記載方法などの基本的なポイントを押さえた上で、自己PR欄でその大学に合わせてしっかりとアピールしてライバルへ差をつけましょう!
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