採用面接はどういう準備をしたら良いのか分かりません。
大丈夫です!質問に回答するための背景の解説や、実際の回答例をご紹介します!
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採用面接質問「大学が生き残っていくために必要なことは」
大学は非常に危機的な状況下におかれている
皆さんも、大学業界を取り巻く情勢が、非常に厳しいものであることはなんとなくご存じだと思います。
私自身、大学職員の中途採用面接時に「なぜこのような厳しい状況の大学業界を志望するのか?」と質問をされたこともあります。
大学では、この危機的な状況に対して、どのように対策をすべきかについて日々頭を悩ませており、あの手この手で対策を講じているということが前提としてあることを、まずは理解することが大切です。
大学側としても、受験者がこの厳しい現状をどれだけ理解しているのか、そしてどのように考えているのかについて面接を通じて確認をしているわけなのです。
つまり、このテーマについては面接対策や小論文対策のためにしっかりと押さえておかなければならないポイント、ということですね!
まずは大学を取り巻く厳しい現状を洗い出す
まずは目ぼしい課題をピックアップすることから始めましょう。
今回のテーマ「大学が生き残っていくための施策」を考える流れとしては、
①大学を取り巻く厳しい現状を洗い出す
②施策を提言するための目ぼしい課題をピックアップする
③ピックアップした課題について対応策を検討する
というようなプロセスがおすすめです。
とは言うものの、どんな課題があるのでしょうか。
安心してください。こちらで10項目をピックアップをしてみました。
もちろん他にも様々な要因があります。
施策を提言するための目ぼしい課題をピックアップする
面接の回答として扱う課題を選ぶポイントの一つは、多くの課題をピックアップしないことです。
やはり、あれこれと調べてみると、しっかりと理解していることをアピールしたいが故に、様々な課題を羅列したくなるものです。
しかし、面接の回答は簡潔に要点を伝えることが大切ですので、基本的には取り上げる課題は一つで十分です。
やはりよく言われる点であったり、面接での回答のしやすさなどを考慮すると、「少子化による入学者数の減少による競争激化」かなと思います。
もちろん、ご自身が答えやすいと思う項目をピックアップしていただいて大丈夫です!
ピックアップした課題について対応策を検討する
最後に、その課題に対して、どのように対応すべきかについて述べましょう。
ここでのコツは、次の2点です。
①解答はオーソドックスで良い(奇抜な答えを狙う必要はない)
②可能であれば、自身の現職の経験などに紐づける
①について、試験となると、「他の受験生と差をつけなければ」と考えてしまいがちかもしれませんが、それは考えなくても良いと思います。
それよりも、まずは押さえるべきポイントをしっかりと押さえる(スタンダードな内容を理解している)ことが重要です。
面接官としても、面接の回答で大学の危機を救うような斬新なアイデアを募集したいわけではありません。そもそも、そんな簡単に解決するような問題でもありません。
つまり、受験者がアピールすべきは「基本的な内容をしっかり自分は理解している」ということなのです。
次に、「現職の経験と紐づける」という点です。
回答に説得力を持たせるコツとして、自身の経験に基づくものとすることがおすすめです。
具体的には、今回ピックアップした課題と現職で出くわした業務上の課題について、共通点を見つけ出して、当時自分が行っていた(自分でなくチーム、極論自社でもいいです。)対応策を当てはめることが考えられるでしょう。
例えば、「少子化による入学者数の減少」については、「市場規模の縮小による自社製品の売り上げ減少」という風に置き換えることもできるでしょう。その際に、現職ではどうアプローチを図ったかについて考えてみると、課題に対する施策がスラスラ出てくるかもしれません。
採用面接の回答例「大学が生き残っていくために必要なことは」
面接の質問への回答としてまとめると
Q.「大学が生き残っていくために必要なことは」
差別化について具体的な取り組みを聞かれたら、その大学の強みを伸ばす施策を挙げてみるのも良いかと。
いかがでしたでしょうか。
「大学が生き残っていくために必要なことは」について、イメージが湧いてきましたでしょうか。
ぜひ「大学を取り巻く環境」を踏まえながら考えてみてください。より説得力が増すことでしょう!
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