そもそも小論文を書いたことが全然ありません。
どうやって書けばいいのか分からず不安です…
全然大丈夫です。私も一度も書いたことがありませんでした。
すべての大学ではないですが、それなりの割合で実施されているのが、この小論文です。
こういうところが、教育機関の採用試験という感じがしますね。
書類選考後の筆記試験で実施したり、グループディスカッション通過後に実施したりと、タイミングも様々です。
とは言っても、なかなか書く機会はなかったりしますよね。
実際、私が受けた大学でもありました。ですが、実は生まれて初めてちゃんと書いた小論文が、大学職員の中途採用試験の時でした。
それでも、面接時に「概ねよく書けている」との評価をもらい、最終的に内定を獲得できました。
あくまで、採用試験は面接が勝負です。裏を返すと、小論文は無難な内容で全然OKです。この小論文でライバルに差をつけようとしなくても大丈夫。むしろ、体裁通り無難に普遍的な内容をスラスラ書けることが大事です。そのために、どんなテーマでもそれとなく書ける練習をしましょう。そして何より小論文対策は、面接対策にも繋がるので一石二鳥でお得です。
小論文が不慣れでも全く恐れることはありません。大事なことは、事前の準備です。
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小論文を本番でスラスラ書くコツ
やっぱり準備が大変そうで心配です…
確かに楽ではないですが…絶対無駄にはなりません。面接対策にもしっかり活きてきます!
小論文はまず2つのコツを押さえればOK
小論文のコツはたったの2つです。
準備するのが面倒くさい...と思った方もいるかもしれませんが、私が受けた大学では、最終面接で小論文の内容に対して理事長から質問があったくらい、意外と読まれていたりします。
そして何より、小論文対策は、面接やグループディスカッションの対策にも繋がるため、ここはサボらずにコツコツ準備しましょう。
ポイント1:基本的な構成(型)に沿って書く
無難な小論文を作成するためには、基本的な構成を押さえておくことが大切です。もちろん段落分けをしたり行頭を1文字下げるなどの基本的事項はもちろんですが、特に意識して守るべきは、基本構成に沿って記述をしていくことです。
それを知っていれば、あとはその「型」にはめて、頭の中の知識をアウトプットしていけばOKです。
文章の構成
まずは、文章の構成を押さえましょう。以下の3つの流れに沿って構成することがポイントです。
全体の構成としては、ダラダラとまとまりのない文章にならないよう、
- 序論
- 本論
- 結論
この3つの構成について、ざっくり説明すると
1.序論
与えられた設問に対して、自分なりの問題点を見つけ出し、テーマと結論を設定します。
ここで方向性を明確にしておくことで、書きやすさが全然違います。加えて、読む側にとっても読みやすい文章になります。
2.本論
テーマに対する自分の意見を述べて、その意見の裏付けとなる理由・根拠を記述します。
理由や根拠の例としては、客観的な事実・データ、自信の体験談などがあります。
3.結論
全体を締めくくります。ここでは、結論を述べることに加えて、もう一度自分の意見を記述する場合もあったりします。
皆さん、大学時代にレポートを書く際も、まず最初に結論を持ってきて、その後自分の意見を述べて、再度結論で締めくくる。
そんな書き方をしてきたのではないでしょうか。やること自体は、それとさほど変わりません。あとは、慣れるのみです。
意見を述べる
小論文が作文と異なる点は、自分の意見・主張を記述しなければならないと言うことです。
そして、小論文では、主張を明確にすることが大切です。
ただしそれは、自分が本当に思っていることを主張しなければならない、という訳ではありません。
つまり、この意見の方がこのテーマは筆が進みそうだな。という方向で考えても全然OKです。
小論文は時間との勝負です。書きやすい意見・主張を言う人になりきって、どんどん書いていきましょう。
(大学業界に対して、後ろ向きな主張とならないように留意しましょう。)
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ポイント2:よく出るテーマを押さえて、回答を準備しておく(何度も書く練習をする。)
小論文をスラスラと書くためには、テーマに関する情勢ついて知識を入れておくことが有効です。
知識を入れる作業については、このサイトの記事をパラパラと読んでみたり、ネットで調べてみましょう。
また、テーマについては、以下の2点を意識して押さえていきましょう。
大学の試験で頻出のテーマを押さえる
まずは、どの大学でも出題されそうなテーマについて、ある程度対応できるよう対策をしましょう。
テーマの例としては、「大学職員に求められる能力とは」「今後の大学業界はどうなっていくと思うか」など、普遍的な内容が多くあります。
対策として一つ注意することは、ネットに溢れる解答例を「暗記する」ことはやめましょう。
文章を暗記することは、非常に大変ですし、結局そのテーマについてしか対応ができなくなったりします。
必要なことは、基本的な知識を仕入れて、自分の中で噛み砕いて理解することです。最初に記載したように、無難な内容で全然OKですが、自分の言葉で文章に落とし込む、と言うことを意識して取り組みましょう。そして、その準備は必ず面接にも活きてきます。
受験する大学ならではのテーマを押さえる
小論文のテーマは、その大学のトレンドだったり、特色や課題点などに関する内容が登場することも多々あります。
例えば、国際化の推進に注力している大学や逆に課題となっている大学であれば、「本学がグローバル化を推進するためにはどのような取り組みが必要か」と言うテーマが出題されたり。
特色で言うと、宗教系の大学であれば、その宗教に関する内容(成り立ちや教え)が出題されることもあります。
前述のポイントのように、頻出テーマを押さえておくことも重要ですが、その大学ならではのポイントを調べて予想しておくことも、ひとつ大切なポイントです。
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小論文はどんなテーマがよく出るのか
小論文の頻出テーマ一覧
よく出るテーマをまとめました。
何よりも「書く」練習が重要です。
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各テーマごとの解答例・解答作成のコツはこちら
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小論文の解答例:テーマ「大学職員に求められる能力は何か」【大学職員転職:中途採用選考対策】
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個人面接対策と併せて行うことがおすすめ
このようなテーマに解答していくためには、大学業界への理解と自己理解を深めることが非常に重要です。
個人面接の対策にも通ずる部分があるため、ぜひ以下も参考にしてください!
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大学職員の個人面接質問集<一問一答の回答例・逆質問30選>【中途採用試験対策】
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【受かる面接対策!】大学職員転職の中途採用面接攻略法
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大学職員転職におすすめの転職サイト・エージェント
リクナビNEXT
リクナビNEXTは転職サイトの最大手です。新卒の就活生がまず登録するのが「リクナビ」のイメージがあるかと思います。
転職サイトにおいても、やはり同様の傾向があるでしょう。大学側としても、掲載するのに手堅いサイトです。
その特徴としては、やはり求人件数が業界トップクラスであるということ。さらに、取り扱っている求人の8割以上がリクナビNEXT限定の求人情報です。業界最大の求人情報から自分に合った求人を見つけることができます。
大学職員の掲載数としてはマイナビほど多くはないものの、有名私立大学がリクナビに多く掲載をしている傾向があります!
求人検索機能が優れていることも、リクナビNEXTの魅力です。
職種✖︎勤務地✖︎働き方を細かく条件設定することができるため、例えば、在宅勤務OKや、学歴不問、女性従業員4割以上など、さまざまな条件で求人を見つけることが可能です。あなたにあった企業が見つかる可能性は非常に高いでしょう。
また、「グッドポイント診断」を活用すれば、自分自身の強み・弱みを発見できます。自己分析ツールを提供している転職サイトは多くありませんので、初めて転職活動する人にもおすすめです。
応募書類の作成ツールも便利です。「履歴書」と「職務経歴書」を無料で作成できるツールがありワードとエクセルへ出力することができます。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは1977年の創業の40年以上の歴史を誇る転職サービスで、転職支援実績No.1の転職エージェントです。
公開求人と非公開求人合わせて70万件を超える求人を保有しており、その豊富さに定評があります。
大手の強みである、業界最大級の求人数と各業界に精通したキャリアアドバイザー数を誇り、転職ならリクルートエージェントといっても良いでしょう。
有名私立大学の非公開求人が掲載されることも多くあるようです。
また、利用画面も分かりやすく、求人検索や面接日時の設定など転職活動の一連の流れが掴みやすい設計となっていて便利です。
そのほかにも、リクルートならではの独自サービスがあり、職務経歴書を簡単に作ることができる「職務経歴書エディター」が利用できたり、面接の通過率を高める「面接力向上セミナー」も随時開催しています。
利用者の声
doda
公開求人数 :207,010件
非公開求人数:非公開 (2023年8月10日現在)
dodaはリクルートエージェントと同様に知名度が高く、利用者の多い転職サイトです。求人数も公開求人だけで20万件以上と、転職サイトの中でトップクラスの求人が掲載されています。
dodaの特徴は、「転職サイト」と「転職エージェント」の両方の機能を持つ転職サービスであることです。そのため、求人検索を利用し自分のペースで転職活動をしたり、サポートが必要な場合は転職エージェントを利用するなど、状況に応じた使い分けができることがメリットです。
加えて、求人検索見つけた求人をキャリアアドバイザーに伝えて、類似の求人の紹介をもらうなどの利用方法もできたりします。
大学職員の求人についても、中途採用の求人が多数掲載されています。
エージェント紹介の非公開求人についても、幅広く保有していておすすめです!
ビズリーチ
公開求人数 :89,162件
非公開求人数:非公開 (2023年8月11日現在)
※ハイクラス求人の掲載数No.1
ビズリーチは国内最大手のハイクラス向け転職サイトです。年収600万以上の人材が主な対象となっており、ハイクラス人材向けの好条件求人が多いことで知られています。
企業の重要ポジションなど質の高い求人が多数あり、年収UPが大きく期待できるサイトです。
大学職員の求人に関しては私立大学がほとんどであり、年収800万円以上の求人も掲載されていたりします。
求人を検索する通常の転職サイトと違って、企業やヘッドハンターからスカウトを受け取り、直接やり取りできるのが特徴です。
ビズリーチの登録には審査があり、その基準は非公表であるものの年齢や経験、年収が判断基準となっているようです。
ビズリーチには無料プランと有料プランがあります。無料プランでは「プラチナスカウト」のみ閲覧・返信が可能で、特定の求人のみ応募可能、有料プランはスカウトの閲覧・返信、求人の閲覧・応募がすべて可能となっています。
登録すると、一定期間の間は有料プランも無料で利用できるため、まずは試しに利用してみることをおすすめします。
また、転職者がコンサルタントを選ぶことが出来るという特徴があります。他の転職エージェントでは自分の担当となった人とやり取りをしなければいけないですが、ビズリーチでは信頼できる優秀なコンサルタントを自分で選んで転職活動を進めることが出来ます。
口コミでは、年収500万〜600万を超えたあたりからスカウトが数多く届くようになったという声が多数あります。
20代・30代で年収500万円、40代で600万円以上ある方は、質の高い求人に出会えるチャンスが高いためぜひ登録してみましょう。
最後に
小論文をスラスラ書くためには、それ相応の準備が必要になります。
確かに面倒なのですが、ここでしっかりと準備をすると、その後の面接対策が格段にスムーズになります。
結局先にやるか後にやるか、と言う話ですので、早いうちに対策をして自分を楽にしてあげましょう。
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