受かるエントリーシートの書き方〜頻出テーマ解説〜【大学職員転職中途採用試験】

学校独自のエントリーシートを提出させる大学は多くあります。質問内容は、志望動機や自身の経験に関することなどのオーソドックスなものから、その大学にまつわる内容や大学を取り巻く情勢に関することなど様々です。

ただし、完璧な回答や突出した回答を目指す必要はありません。頻出の出題テーマもご紹介します!

saco

ここでは志望動機を簡単に書く方法を解説します!

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saco(@saco3_ten

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大学職員のエントリーシートを書くポイント

エントリーシートの質問項目

まずは、エントリーシートに実際に出たの質問項目をチェックして、対策の傾向を掴んでいきましょう。

  • あなたが経験した仕事の中で、最も誇れる実績や成功体験について、なぜそのような実績を出せたのか理由と共に、わかりやすく記述してください。
  • ホームページ記載の○○大学グランドビジョンを読んだ上で、あなたは本学職員として学園にどのような貢献ができますか。
  • 令和4年度に改正された「大学設置基準」を踏まえて、今後の高等教育の在り方について、あなたの考えを記述して下さい。
  • ○○学園の建学の精神について、あなたの考えを述べて下さい。
  • あなたが大学職員を志望する理由、および○○大学を選ぶ理由は何ですか。
  • ○○大学の学生がいきいきと学生生活を送るために、あなたができることは何ですか。
  • 現在までの仕事や社会貢献活動などの経験で、大学職員として活かせるものは何ですか。
  • ○○大学事務職員を志望する理由を簡潔に述べてください。
  • 就職先を選ぶ際、最も重視するものは何ですか。また、それは本学に当てはまると思いますか。簡潔に述べてください。
  • ①大学職員を志望する理由 ②本学を志望する理由 を教えてください。
  • あなたは大学の授業や課外の学習を通して、どのような知識、能力を身につけましたか。また、これからの学生にはどのような知識、能力が必要だと思いますか。
  • あなたは本学でどのような貢献ができますか。
saco

ぱっと見なんだか難しそうですね...でも大丈夫です!

エントリーシートを書くための準備の流れ

まずは、エントリーシートを考える流れを見てみましょう。

  1. これまでの経験での「成果」を洗い出す。
  2. 現職と大学職員との「違い」を洗い出し、「大学の方ができること」をピックアップする
  3. その中で、自分の経験・成果が活きる点、書きやすい・話しやすい内容をピックアップする
  4. 応募先の大学の強みと結び付けて、その大学でなければならない理由を考える
saco

できるだけ、その大学業界や受験する大学との接点を見つける作業が大切です。

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エントリーシートの志望動機のコツ

志望動機を書くためには、まずは次の2つのポイントについて考えるようにしましょう。

志望動機を書くためのポイント

  1. なぜ大学職員なのか
  2. なぜその大学なのか
saco

それぞれ、現職との違いや他大学との違いなど、「何が違うのか」を中心に考えることで、志望動機を書く難易度が桁違いですし、実際に書いた内容の説得力が変わってきます。

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なぜ大学職員なのか

転職する理由は人それぞれですが、皆さんはなぜ「大学職員」になろうと思ったのでしょうか。
仕事がラクそうだから、今の職場が辛いから、教育機関の仕事に興味があるから、学生の力になりたいから、など様々あると思います。

saco

ちなみに私は最初の理由です。

いわゆる志望動機では、そもそもなぜその仕事を選んだのか、つまり「なぜ大学職員を選んだのか」を明確にしておかなければなりません。

私の前職は金融業界ですが、大学は教育業界という全くの異業種です。そのうえ、教育業界であるにも関わらず、教育へ直接関わるのは職員ではなく教員であるため、「大学職員」の立ち位置は実は微妙なところだったりもします。
この点への説得力を持たせるためにも、「なぜ大学職員なのか」について、自分自身の中で深掘りをする必要があるということなのです。

単に誰でも挑戦できるからなどの理由では、アピール力がなく、マイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。なぜ教育業界なのか、教育業界でも、なぜ教える立場ではなく支える立場を選んだのかをきちんと説明できるようにしておきましょう。

これはNG!

  • 一般企業の事務でも通じる内容
  • 大学事務である必要性がわからない
  • 大学事務の仕事を美化し過ぎてる

繰り返しですが、志望動機を簡単に書くコツは、これまで携わってきた仕事と、何が違うのか・何が共通しているのかについて比較して考えることです。
そして、違う点については「だからこそそれに魅力を感じて志望していること」、逆に共通点については「だからこそ経験を活かしたいと考えていること」をしっかりと説明するようにしましょう。

saco

エントリーシートの説得力が全然違います!

なぜその大学なのか

saco

大学業界との接点を説明できたら、次は受験する大学に焦点をあてましょう!

全国にはなんと800校近くの大学があります。それだけ受験するチャンスが大きい、とポジティブに考えることもできますが、こと面接においては「別にうちの大学でなくてもいいのでは?」という質問を投げかけられることも良くある話です。
つまり、「なぜその大学を志望するのか」について、他の大学でもいいと思われるような理由ではない、説得力のある回答を準備しておく必要があります。

他の大学ではなぜダメなのか、志望する大学にしかない魅力は何なのかを踏まえたアピールをするためには、なによりも下調べが欠かせません。
やはり最初に確認すべきは「大学ホームページ」です。
大学の魅力は、オープンキャンパスのページにも良くまとまっていたりします。

ほかにも、学長や事務長などのトップが発信しているメッセージにも目を通しておきましょう。
半分建前で、非常に様々な取り組みをしていたり、成果が上がっているような感じで大げさに書いている部分は否めませんが、少なくともその大学として「これを強みと考えている。」「この取り組みを強化していきたい。」と考えている内容であることは間違いありません。

例えば、その大学が非常に変革する風土が高い大学である場合は、これまでの業務で改革を推し進めた経験とリンクさせて、自身が貢献できる姿をイメージさせる内容とすることが効果的でしょう。
他にも、グローバル化を特に推進しているような大学であれば、自身の語学力の強みをアピールして、大学の強みをさらに強化していくようアピールもできるでしょう。

自分自身の経験と大学をリンクさせるポイント

  • 大学で力を入れている研究
  • 卒業生の活躍
  • 大学の教育方針やカラー

繰り返しですが、どの大学にも当てはまるようなありふれた内容とならないためには、なによりも下調べが大切です。
面接官から「別にうちの大学でなくてもいいのでは?」というツッコミが入らないよう、準備をしっかり行いましょう!

できれば面接での話しやすさも意識する

もし書類選考に通過した場合、その後の面接において「エントリーシート」は、基本的には各面接官の手元に配付されているものです。
つまり、エントリーシートの内容を踏まえたうえで、個人面接などであれこれと質問をされる場合も多くあります。

つまり、その後の面接まで見据えるならば、なるべく自分が話しやすい内容としておくことも実は大切なことです。

saco

具体的には、次の2点を意識しておきましょう!

ポイント

  1. 応募先の大学が求める人材に合わせた内容にする
  2. これまでの業務経験などとリンクさせるなど、話しやすい内容と紐付ける
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