学校独自のエントリーシートを提出させる大学は多くあります。質問内容は、志望動機や自身の経験に関することなどのオーソドックスなものから、その大学にまつわる内容や大学を取り巻く情勢に関することなど様々です。
ただし、完璧な回答や突出した回答を目指す必要はありません。頻出の出題テーマもご紹介します!
ここでは志望動機を簡単に書く方法を解説します!
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大学職員のエントリーシートを書くポイント
エントリーシートの質問項目
まずは、エントリーシートに実際に出たの質問項目をチェックして、対策の傾向を掴んでいきましょう。
- あなたが経験した仕事の中で、最も誇れる実績や成功体験について、なぜそのような実績を出せたのか理由と共に、わかりやすく記述してください。
- ホームページ記載の○○大学グランドビジョンを読んだ上で、あなたは本学職員として学園にどのような貢献ができますか。
- 令和4年度に改正された「大学設置基準」を踏まえて、今後の高等教育の在り方について、あなたの考えを記述して下さい。
- ○○学園の建学の精神について、あなたの考えを述べて下さい。
- あなたが大学職員を志望する理由、および○○大学を選ぶ理由は何ですか。
- ○○大学の学生がいきいきと学生生活を送るために、あなたができることは何ですか。
- 現在までの仕事や社会貢献活動などの経験で、大学職員として活かせるものは何ですか。
- ○○大学事務職員を志望する理由を簡潔に述べてください。
- 就職先を選ぶ際、最も重視するものは何ですか。また、それは本学に当てはまると思いますか。簡潔に述べてください。
- ①大学職員を志望する理由 ②本学を志望する理由 を教えてください。
- あなたは大学の授業や課外の学習を通して、どのような知識、能力を身につけましたか。また、これからの学生にはどのような知識、能力が必要だと思いますか。
- あなたは本学でどのような貢献ができますか。
ぱっと見なんだか難しそうですね...でも大丈夫です!
エントリーシートを書くための準備の流れ
まずは、エントリーシートを考える流れを見てみましょう。
- これまでの経験での「成果」を洗い出す。
- 現職と大学職員との「違い」を洗い出し、「大学の方ができること」をピックアップする
- その中で、自分の経験・成果が活きる点、書きやすい・話しやすい内容をピックアップする
- 応募先の大学の強みと結び付けて、その大学でなければならない理由を考える
できるだけ、その大学業界や受験する大学との接点を見つける作業が大切です。
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エントリーシートの志望動機のコツ
志望動機を書くためには、まずは次の2つのポイントについて考えるようにしましょう。
それぞれ、現職との違いや他大学との違いなど、「何が違うのか」を中心に考えることで、志望動機を書く難易度が桁違いですし、実際に書いた内容の説得力が変わってきます。
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なぜ大学職員なのか
転職する理由は人それぞれですが、皆さんはなぜ「大学職員」になろうと思ったのでしょうか。
仕事がラクそうだから、今の職場が辛いから、教育機関の仕事に興味があるから、学生の力になりたいから、など様々あると思います。
ちなみに私は最初の理由です。
いわゆる志望動機では、そもそもなぜその仕事を選んだのか、つまり「なぜ大学職員を選んだのか」を明確にしておかなければなりません。
私の前職は金融業界ですが、大学は教育業界という全くの異業種です。そのうえ、教育業界であるにも関わらず、教育へ直接関わるのは職員ではなく教員であるため、「大学職員」の立ち位置は実は微妙なところだったりもします。
この点への説得力を持たせるためにも、「なぜ大学職員なのか」について、自分自身の中で深掘りをする必要があるということなのです。
単に誰でも挑戦できるからなどの理由では、アピール力がなく、マイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。なぜ教育業界なのか、教育業界でも、なぜ教える立場ではなく支える立場を選んだのかをきちんと説明できるようにしておきましょう。
繰り返しですが、志望動機を簡単に書くコツは、これまで携わってきた仕事と、何が違うのか・何が共通しているのかについて比較して考えることです。
そして、違う点については「だからこそそれに魅力を感じて志望していること」、逆に共通点については「だからこそ経験を活かしたいと考えていること」をしっかりと説明するようにしましょう。
エントリーシートの説得力が全然違います!
なぜその大学なのか
大学業界との接点を説明できたら、次は受験する大学に焦点をあてましょう!
全国にはなんと800校近くの大学があります。それだけ受験するチャンスが大きい、とポジティブに考えることもできますが、こと面接においては「別にうちの大学でなくてもいいのでは?」という質問を投げかけられることも良くある話です。
つまり、「なぜその大学を志望するのか」について、他の大学でもいいと思われるような理由ではない、説得力のある回答を準備しておく必要があります。
他の大学ではなぜダメなのか、志望する大学にしかない魅力は何なのかを踏まえたアピールをするためには、なによりも下調べが欠かせません。
やはり最初に確認すべきは「大学ホームページ」です。
大学の魅力は、オープンキャンパスのページにも良くまとまっていたりします。
ほかにも、学長や事務長などのトップが発信しているメッセージにも目を通しておきましょう。
半分建前で、非常に様々な取り組みをしていたり、成果が上がっているような感じで大げさに書いている部分は否めませんが、少なくともその大学として「これを強みと考えている。」「この取り組みを強化していきたい。」と考えている内容であることは間違いありません。
例えば、その大学が非常に変革する風土が高い大学である場合は、これまでの業務で改革を推し進めた経験とリンクさせて、自身が貢献できる姿をイメージさせる内容とすることが効果的でしょう。
他にも、グローバル化を特に推進しているような大学であれば、自身の語学力の強みをアピールして、大学の強みをさらに強化していくようアピールもできるでしょう。
繰り返しですが、どの大学にも当てはまるようなありふれた内容とならないためには、なによりも下調べが大切です。
面接官から「別にうちの大学でなくてもいいのでは?」というツッコミが入らないよう、準備をしっかり行いましょう!
できれば面接での話しやすさも意識する
もし書類選考に通過した場合、その後の面接において「エントリーシート」は、基本的には各面接官の手元に配付されているものです。
つまり、エントリーシートの内容を踏まえたうえで、個人面接などであれこれと質問をされる場合も多くあります。
つまり、その後の面接まで見据えるならば、なるべく自分が話しやすい内容としておくことも実は大切なことです。
具体的には、次の2点を意識しておきましょう!
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大学職員転職におすすめの転職サイト・エージェント
リクナビNEXT
リクナビNEXTは転職サイトの最大手です。新卒の就活生がまず登録するのが「リクナビ」のイメージがあるかと思います。
転職サイトにおいても、やはり同様の傾向があるでしょう。大学側としても、掲載するのに手堅いサイトです。
その特徴としては、やはり求人件数が業界トップクラスであるということ。さらに、取り扱っている求人の8割以上がリクナビNEXT限定の求人情報です。業界最大の求人情報から自分に合った求人を見つけることができます。
大学職員の掲載数としてはマイナビほど多くはないものの、有名私立大学がリクナビに多く掲載をしている傾向があります!
求人検索機能が優れていることも、リクナビNEXTの魅力です。
職種✖︎勤務地✖︎働き方を細かく条件設定することができるため、例えば、在宅勤務OKや、学歴不問、女性従業員4割以上など、さまざまな条件で求人を見つけることが可能です。あなたにあった企業が見つかる可能性は非常に高いでしょう。
また、「グッドポイント診断」を活用すれば、自分自身の強み・弱みを発見できます。自己分析ツールを提供している転職サイトは多くありませんので、初めて転職活動する人にもおすすめです。
応募書類の作成ツールも便利です。「履歴書」と「職務経歴書」を無料で作成できるツールがありワードとエクセルへ出力することができます。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは1977年の創業の40年以上の歴史を誇る転職サービスで、転職支援実績No.1の転職エージェントです。
公開求人と非公開求人合わせて70万件を超える求人を保有しており、その豊富さに定評があります。
大手の強みである、業界最大級の求人数と各業界に精通したキャリアアドバイザー数を誇り、転職ならリクルートエージェントといっても良いでしょう。
有名私立大学の非公開求人が掲載されることも多くあるようです。
また、利用画面も分かりやすく、求人検索や面接日時の設定など転職活動の一連の流れが掴みやすい設計となっていて便利です。
そのほかにも、リクルートならではの独自サービスがあり、職務経歴書を簡単に作ることができる「職務経歴書エディター」が利用できたり、面接の通過率を高める「面接力向上セミナー」も随時開催しています。
利用者の声
doda
公開求人数 :207,010件
非公開求人数:非公開 (2023年8月10日現在)
dodaはリクルートエージェントと同様に知名度が高く、利用者の多い転職サイトです。求人数も公開求人だけで20万件以上と、転職サイトの中でトップクラスの求人が掲載されています。
dodaの特徴は、「転職サイト」と「転職エージェント」の両方の機能を持つ転職サービスであることです。そのため、求人検索を利用し自分のペースで転職活動をしたり、サポートが必要な場合は転職エージェントを利用するなど、状況に応じた使い分けができることがメリットです。
加えて、求人検索見つけた求人をキャリアアドバイザーに伝えて、類似の求人の紹介をもらうなどの利用方法もできたりします。
大学職員の求人についても、中途採用の求人が多数掲載されています。
エージェント紹介の非公開求人についても、幅広く保有していておすすめです!
ビズリーチ
公開求人数 :89,162件
非公開求人数:非公開 (2023年8月11日現在)
※ハイクラス求人の掲載数No.1
ビズリーチは国内最大手のハイクラス向け転職サイトです。年収600万以上の人材が主な対象となっており、ハイクラス人材向けの好条件求人が多いことで知られています。
企業の重要ポジションなど質の高い求人が多数あり、年収UPが大きく期待できるサイトです。
大学職員の求人に関しては私立大学がほとんどであり、年収800万円以上の求人も掲載されていたりします。
求人を検索する通常の転職サイトと違って、企業やヘッドハンターからスカウトを受け取り、直接やり取りできるのが特徴です。
ビズリーチの登録には審査があり、その基準は非公表であるものの年齢や経験、年収が判断基準となっているようです。
ビズリーチには無料プランと有料プランがあります。無料プランでは「プラチナスカウト」のみ閲覧・返信が可能で、特定の求人のみ応募可能、有料プランはスカウトの閲覧・返信、求人の閲覧・応募がすべて可能となっています。
登録すると、一定期間の間は有料プランも無料で利用できるため、まずは試しに利用してみることをおすすめします。
また、転職者がコンサルタントを選ぶことが出来るという特徴があります。他の転職エージェントでは自分の担当となった人とやり取りをしなければいけないですが、ビズリーチでは信頼できる優秀なコンサルタントを自分で選んで転職活動を進めることが出来ます。
口コミでは、年収500万〜600万を超えたあたりからスカウトが数多く届くようになったという声が多数あります。
20代・30代で年収500万円、40代で600万円以上ある方は、質の高い求人に出会えるチャンスが高いためぜひ登録してみましょう。
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