大学職員って、実際はどんな感じで働いているの?
ひと言に「大学職員」と言っても、働き方は様々です。
自分が希望する働き方を探しましょう。求人を見るときにも役立ちます。
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職種(働き方)
大学職員には、さまざまな雇用形態があります。
専任職員、契約職員、嘱託職員、派遣職員、パートタイマーなどなど。
おそらく、本サイトをご覧いただいているみなさんは、専任職員を目指されている方が多いのではないでしょうか。
ここでは、主要な職種2つをピックアップしてお伝えします。
専任職員
民間企業の「正社員」にあたる職種です。専任職員の中でも、「総合職」「一般職」と言うように分けられている大学もあります。
私は、「専任職員」の中の「総合職」として働いています。
いわゆる正規雇用であるため、終身雇用で安定しています。
特に総合職は給与水準も高く、福利厚生もしっかりと享受することができる職種です。
しかし、採用人数は少なく、他の職種よりも難易度が高いと言えるでしょう。
また、総合職は立場としても一番上の職種にあたるため、他の職種と比べて責任感も大きく業務の難易度も高いことは覚悟が必要です。
契約職員
契約社員とは、働く期間があらかじめ決まっている職種です。契約期間は1年更新が多く、最大契約期間は3年や5年のケースが多いです。有機契約ですので、その後を意識しないといけない点は懸念事項です。
給与は専任職員よりも低く、ボーナスの有無や有給日数や福利厚生などでも差が付けられている場合が多いです。
しかし、あまり責任なくまったり働くことができますし、場合によっては正規雇用へ転換できる可能性も秘めています。
私の大学でも、契約職員から、一般職、そして総合職へとステップアップをした人は実際にいます。
専任職員の採用試験のハードルが高いと感じる方は、契約職員を狙ってみるのも大学職員になる一つの手段です。
就労条件(勤務時間・休日・残業)
大学職員の勤務時間や休日に、どんなイメージを持っているでしょうか。
9時5時でラクそう、夏休みにたくさん休めそう、残業も少なそう。などなど...ポジティブな印象をお持ちの方も多いと思います。
実際のところをお伝えすると、皆さんのイメージとは少し異なる部分もあります。また、大学によっても条件に差がありますので、求人を探す際には注意して確認しましょう。
それでも、大学職員はおすすめです。
勤務時間
私は9時5時です。大学によって、実労働時間が7時間〜8時間程度と幅があったりします。
私は、前職が金融機関でした。金融の良いところの一つが、定時が9時5時なところです。転職をする際も、絶対に定時を延ばしたくない、という思いで応募先を選んでいました。
そういう意味では、大学職員は非常におすすめです。
<始業時間>
8:45や9:00始業のところが多いです。小学校などに配属されると、8:30だったり、場合によっては8:00だったりするケースもあるようです。
<終業時間>
17:00や17:15、17:30終業のところが多いです。
民間の企業では、9:00〜18:00の実労働時間が8時間の会社もたくさんありますよね。例えば、同じ月給30万円でも日々の1時間積み重ねによって、時給換算してみると全然違います。
9:00〜17:00 | 月給30万円÷(一日7時間×月20日勤務) | 時給 2,142円 |
9:00〜18:00 | 月給30万円÷(一日8時間×月20日勤務) | 時給 1,875円 |
時給が違えば、もちろん残業代の単価も異なります。また、17時定時の人が、仮に毎日18時定時の人と同じ時間まで働いたとすると、月に20時間の残業時間が上乗せとなります。その額42,840円、年間にしてなんと約50万円もの差となります。
つまり定時が短い方が、心身の負担が少ないことはもちろん、経済的にも圧倒的に得なのです。
休日は多い?
大学職員は休みが多いってうわさを聞くので羨ましいです。
確かに本当ではあります。でも、ちょっと裏がある場合も...
「大学職員は休みが多い」という話は、聞いたことがある人も多いのかなと思います。
確かに私の大学だと、土日祝休みで、夏休みも10連休ほどありますし、年末年始も10連休ほどあります。
これに有給休暇も合わせると、年間休日は最低でも140日は確保できます。
ただこれは、私の大学がそうであるだけで、そうではない大学も実は多いので注意が必要です。
土曜出勤がある
大学職員の特徴として「土曜出勤」がある大学が多くあります。大学によっては、土曜に授業を行う場合があるためです。
この場合、土曜日は半日出勤としていたり、隔週で土曜出勤としている大学なども多くあります。半日や隔週だとしても、週6出勤が続くと、体力的にも精神的にもしんどいですよね。
「夏休みが20日間取れます!」という大学は、実は、土曜出勤の振替として休みをまとめてとっているケースがあるので要注意です。
でも、夏休みがたくさん取れることには変わりありませんので、例えばお子さんがいる方などは、子どもと過ごす時間を多く取れるので良いですよね。
休日出勤もそれなりにある
大学は、入試やオープンキャンパス、学園行事や保護者との懇談会など、土日に出勤をしなければならない機会がそれなりにあります。
これは部署や職種にもよりますが、毎月1回は休日出勤をしなければならない部署もあったりします。(専任職員はどうしても休出多めになります。)
もちろん、その分は振替休日が貰えるものの、休日出勤は覚悟しておかなければなりません。
残業はどのくらい?
まったり働けて、早く帰れるみたいですが本当でしょうか?
(特に専任職員は)結構残業をしなければならないことも全然あります。
部署によりけりですが、残業は普通にあります。実際私も、3月・4月の繁忙期には、月80時間残業することもあります。
(もちろん、残業代は全額支給ですので、20万円以上も残業代が出る月があることも。)
これは、私が専任職員であることもその理由です。どうしても、立場が上である以上色々とやらざるを得ないことが多く、残業時間が多くなりがちです。契約職員などは、毎日5時ピタで帰る方が非常に多いです。
もちろん、夏休みなどで学生がいない時期などは比較的落ち着いて働くことができますし、繁忙期とそうでない時期の波はあるため、残業がほとんどない月もありますのでご安心ください。
と言うように、何でもまったり働けて、すぐ帰れるというわけではありません。
もちろん大変なこともありますが、それでも大学職員として働くメリットの方が大きいと私は考えています。
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