キャリアコンサルタントとして大学職員になる方法は?【就職支援業務への転職に資格は必須?】

転職希望者

キャリアコンサルタントとして大学で働きたいです。

saco

もともと私も就職支援がしたくて大学職員になりました。

一言にキャリアコンサルタントやキャリアカウンセラーと言っても、様々な働き方があります。

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キャリアコンサルタントとは

まずは、キャリアコンサルタントの現状について見ていきましょう。

キャリアコンサルタントの定義

厚生労働省のホームページには、「キャリアコンサルタントとは」についてこんな説明がされています。

「キャリア」とは

「キャリア」とは、過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すものです。「職業生涯」や「職務経歴」などと訳されます。

「キャリアコンサルティング」とは

「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます。

「キャリアコンサルタント」とは

「キャリアコンサルタント」とは、キャリアコンサルティングを行う専門家で、企業、需給調整機関(ハローワーク等)、教育機関、若者自立支援機関など幅広い分野で活躍しています。

saco

「キャリアコンサルタント」は、平成28年4月より国家資格になりました。キャリアコンサルタントは登録制の名称独占資格とされ、守秘義務・信用失墜行為の禁止義務が課されています。

キャリアコンサルタントの現状

これからキャリアコンサルタントを目指す人にとって、将来性と同じく現状も気になるポイントではないでしょうか。

特に、キャリアコンサルタントは資格職であるため「苦労して資格を取得した人たちは、キャリアコンサルタントとして活動できているのか」という点について気になる人は多いはずです。

また、仕事である以上「どのくらいの収入を得られているのか」という点も、チェックしておきたいところでしょう。

活動者数

キャリアコンサルタントの有資格者として国に登録している人の数は、68,419人(2023年8月末時点)いるそうです。皆さんの想像と比べて多いでしょうか?

では、キャリアコンサルタントとして実際に活動している人はどのくらいいるのでしょうか?

キャリアコンサルティングに関する活動状況

  • ほぼ毎日活動している:31.9%
  • 週2〜3回程度活動している:13.3%
  • 週1回程度活動している:6.4%
  • 不定期に活動している28.2%
  • 活動していない:20.3%

参考:「労働政策研究報告書No.200 キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」

つまり、キャリアコンサルタントとして登録している人のうち、約8割がキャリアコンサルティングに関する活動をしていることがわかります。

活動日数にばらつきがあるのは、例えば、キャリアコンサルタントとして専従している人もいる一方で、企業の人事部で働きながら決まった日だけ社員のキャリアコンサルティングをする人や、別の仕事をしながら副業としてキャリアコンサルティングをする人などがいることが要因です。

いずれにしても、資格取得後にキャリアコンサルタントの資格を活かせている人がほとんどということは、意外に思われている人もいるのではないでしょうか。

saco

つまり、キャリアコンサルタントは実用的な資格といえるでしょう。

勤務先

次に、実際にどんなところで勤務をしているかを見ていきましょう。

キャリアコンサルタントの主な勤務場所

  • 企業:34.2%
  • 需給調整機関(ハロワーク、転職・再就職支援):20.2%
  • 学校・教育機関(キャリア教育、キャリアセンター):17.2%
  • 地域(地域若者サポートステーション・女性センターなど):5.2%
  • その他:8.3%
  • なし:15.0%

参考:「労働政策研究報告書No.200 キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」

saco

企業を中心に、様々な場所で勤務をしていることが分かります。

また、およそ5人に1人が「学校・教育機関」にて活躍をしているようです。キャリアコンサルタントの主な勤務場所の一つと言って良いでしょう。

つまり、一定の需要があるということですね。

また、キャリアコンサルタントが活動している業種は次のとおりです。

キャリアコンサルタントの活動業種

職業紹介・労働者派遣業、公務職業相談・職業紹介、教育、学習支援高等教育機関、製造業、そのほかのサービス業、職業相談・職業紹介以外の公務、情報通信業、医療、福祉、卸売業・小売業、学術研究・専門技術サービス業、金融業・保険業、建設業、複合サービス事業(協同組合など)、運輸業・郵便業、生活関連サービス業・娯楽業、電気・ガス・熱供給・水道業、宿泊業・飲食サービス業、不動産業・物品賃貸業 etc...

saco

非常に幅広く活躍していますね。

裏を返すと、どのような業種でもキャリア支援は必要であるということが言えますね。

大学の就職(キャリア)支援業務とは

学生の「分からない」に寄り添う

キャリアセンターの業務で大切なことは何でしょうか。

学生目線で考えると、やはり「就職活動に対する学生の不安」に対応してくれる存在であることが望ましいでしょう。

学生が就職活動に対して抱いている不安は様々ですが、大きく2つに分けらると考えられます。

①そもそも何をすれば良いのか分からない(就職活動へのイメージがつかない)
②選考に対する不安(応募書類の内容や面接対策)


一点目は、例えば「社会人になるのが怖い」「就職活動のイメージがつかない」「漠然としていて何をすればよいのか分からない」といった就職活動そのものに対する不安が挙げられるでしょう。

二点目は、「何をアピールすればよいか分からない」「エントリーシートや履歴書の書き方が分からない」「面接で何を話せばいいのか分からない」といった採用選考に対する不安が挙げられるでしょう。

どちらのケースにおいても、学生に寄り添い、一つひとつ道を示してあげる作業が必要です。
対応するキャリアコンサルタントや就職課の職員は、その課題解決に応えられるだけの情報を入れておくことや、丁寧に対応するスキルが求められるのです。

キャリア支援の業務内容は幅広い

saco

ひと言にキャリア・就職支援と言っても、業務内容は様々です。

ここではいくつか主要な業務をピックアップしてみました。
(詳しくはこちらから!)

ポイント

  • キャリアや就職に関する学生との個別相談
  • 学生向けイベント(企業説明会・就職ガイダンス等)の企画・実施
  • 求人の整理・紹介(インターンシップ含む)
  • 面接、グループディスカッションの練習
  • 学生の進路の把握(OB・OG情報の提供)
  • 企業訪問による広報活動(企業の開拓)
  • 保護者向けガイダンスの実施

「キャリア支援業務」について詳しくはこちらから

大学職員のキャリア・就職支援の業務内容は?【中途採用面接対策】

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大学におけるキャリアコンサルタントの役割は?

大学でのキャリアコンサルタントの役割は、なんといっても学生の就職支援です。学生が自己理解と仕事理解を通し、自らのキャリアパスをイメージしやすくするサポートを行っていきます。

学生が自信を持って目標を達成できるよう、就職に係る全般を支援していくのが、キャリアコンサルタントの役割だといえます。

実際にどんなキャリア支援を行うのか

実際に、キャリアコンサルタントはどのような業務を行っているのでしょうか。ここでは、メインの「対学生」に対する業務を中心に、キャリアセンターでキャリアコンサルタントが行う業務を解説をしていきます。

キャリアコンサルタントが大学で行う就職支援は大きく分類すると次のようになります。

  1. 就職支援カウンセリング
  2. エントリーシート・履歴書の添削
  3. 面接対策
  4. ビジネスマナー
  5. インターンシップの推進

1. 就職支援カウンセリング

就職活動に関して、学生の悩みや不安は非常に多岐に渡ります。例えば、具体的なイメージを持てずに漠然とした不安がある、何をどう進めればよいのか分からない、採用選考が上手くいかない、なかなか内定が出ずに悩んでいる、逆に複数の企業からの内定を得てどこに決めるべきか...などなど。

このように、さまざまな悩みを持つ学生に対して、キャリアコンサルタントはサポートをしていきます。

面談方法については、学生がキャリアセンターを訪れて対面実施することが主流でしたが、近年ではオンラインを活用した面談も増えてきています。

このように、大学側でも柔軟に就職支援の間口を拡げる働きをしています。その分、キャリアコンサルタントが担う役割も重要になるため、大学で働くキャリアコンサルタントの需要も高まっていくことが期待できます。

2. エントリーシート・履歴書の添削

就職するにあたり、エントリーシートと履歴書は避けては通れません。

就活になったとたん慣れない書類を書かなければならないことに対して、いきなりつまずいてしまう学生も多くいる現状です。大学でキャリアコンサルタントとして働くにあたっては、このエントリーシートや履歴書の添削は非常に重要な業務となります。

加えて、インターシップ制度を利用する際も申請書などが必要ですので、書類一式の添削なども行います。

この業務の使命は、エントリーシートの通過率向上です。

まずはエントリーシートが選考を通過することが就職への第一歩であるため、キャリアコンサルタントが添削を行うことで、エントリーシートの通過率を上げることが期待されます。

そのため、キャリアコンサルタントには、文書力は必須といえるでしょう。

3. 面接対策

エントリーシートが選考を通過したら、いよいよ次は面接の対策です。
学生は面接で志望動機、学生生活の中で特に力を入れたこと(ガクチカ)、自分自身の長所・短所などの質問を受けます。よく言われる、自己分析が必要というやつですね。

もちろん、学生自身で自身の強みに気づくことが必要ですが、客観的に見てみると自分では思いもよらない点に気づくこともあります。そのため、キャリアコンサルタントの目線は非常に重要であると言えるでしょう。

面接対策は、解答を考える準備も非常に重要ですが、それと同じくらい面接練習も欠かせません。
キャリアコンサルタントによる面接対策においては、面接力を向上させるための的確なフィードバックが必要となるのです。

コロナ禍を経て、オンラインで面接を行う企業も増えてきました。そのため、キャリアコンサルタントが行う面接対策では、模擬面接を対面とオンライン両方で実施したりもしています。

4. ビジネスマナー

ビジネスマナーについて、学生にとっては右も左も分からない状況です。
こちらも面接対策同様に、従来のビジネスマナーに加えて、オンライン上のマナーなどについての相談も増加しています。

近年はインターンシップへ参加する学生も非常に増えており、早い段階から実際に企業の人間と関わる機会が多くあります。そのため、なるべくビジネスマナーは早い段階から身に付けておきたい所です。

キャリアコンサルタントは学生とともに、基本的なマナーである身だしなみや挨拶、言葉遣いや名刺交換、電話対応などの基礎の対策を行います。キャリアのことばかりではなく、このような社会人基礎力についても支援をすることも知っておきましょう。

5. インターンシップの推進

インターンシップは、大学在学中の学生が実際に企業へ就業体験をする制度です。
一世代前の学生からすると、インターンシップは意識の高い学生が行くもの、という印象が強かったと思います。しかし、最近では、早い段階から「参加して当たり前」のものに変わってきているのです。

プロジェクト形式の短期から、実務体験の長期まで、企業によって受け入れ態勢の差はありますが、長期インタンーシップを導入している企業では、企業側で望む人材と学生の能力がマッチングすれば、そのまま内定を出すこともありますので、学生はぜひ利用したい制度のひとつでもあります。

つまり、「インターンシップは学生にとって最も有効な制度」と言えるかもしれません。

キャリアコンサルタントは、インターシップ開始から終了までを通して、いままで学生が形成してきたキャリアプランの理想と現実のすり合わせをともに行いサポートしていくことになります。つまり、今までの就職支援の成果が出る局面でもあります。

キャリアセンター・就職課で働くために資格は必要?

一言にキャリアセンターや就職課で働く職員と言っても、そのすべての人がキャリアコンサルタントの資格を保有している訳ではありません。

基本的に、学生からの相談対応については、有資格者のキャリアコンサルタントが担うケースが多くあります。その反面、様々なイベントやガイダンスの企画を行ったり、各企業とのやりとりを行ったりすることは、専任の大学職員の役目であることが多いでしょう。

大学職員には必須の資格というのは特に設けられていませんが、より学生の就職支援に力を入れようと、就職支援を行う部署の職員に、キャリアコンサルタント資格取得を推奨する大学も増加傾向にあります。

そのため、就職課への異動を機にキャリアコンサルタント資格を取得した、という大学職員の方も少なくありません。

大学でのキャリアコンサルタントの働き方

キャリアコンサルタントの雇用形態は様々

キャリアコンサルタントの大学での働き方には、様々なバリエーションがあります。

・大学からの直接雇用。キャリアセンターで働く
・週2~5日勤務で通年または繁忙期にかけて働く
・外部委託業者を通じて働く
・フリーランスで大学からの業務委託という形で働く

上記以外にも、多くの大学では働き方の多様化によって、在宅やフルリモートにも対応してきているところもあります。

大学の就職支援は月単位でスケジュールが決まっていることがほとんどです。

キャリアコンサルタントは1年を通して学生と関わり支援をしていくことになりますが、個別相談が多くなる2月から6月下旬にかけてが繁忙期のイメージでしょうか。

saco

ぜひ自身が、どういった形でキャリア支援部門で働きたいか、働くことができるか、という点についても考えてみましょう。

大学のキャリアコンサルタント求人の探し方

検索の仕方を工夫してみよう

「大学でキャリアコンサルタントとして働いてみたいけれど、なかなか求人がヒットしない。」
そんな経験をした方はいませんか?
もしかして、キャリアコンサルタントの求人は少ないのではないだろうか、と思った方もいるかも知れません。

実は、そんなことは全然ありません。大学のキャリア支援部門の募集は様々ありますので安心してください。

この背景には、キャリアコンサルタントが『名称独占資格』であることが大きく関係しています。

『名称独占資格』というと難しく聞こえるかもしれませんが、「キャリアコンサルタント」の資格を取得した方のみが「キャリアコンサルタント」という名称を独占して名乗ることができる、というものです。

特に大学では就職に係る業務が多岐に渡るため、求人票のタイトルに「キャリアコンサルタント」と使用されることが少ない傾向があるようです。

試しに キャリアコンサルタントで探していた所を、就職アドバイザーなどに変えて検索をしてみると、大学で出している求人がヒットすることもあります。そして求人票の求める人材の項目に、キャリアコンサルタント有資格者などの記載がある場合もあります。

キャリアコンサルタントは大学によって、就職アドバイザー、進路アドバイザー、キャンパスアドバイザーなど、様々な呼ばれ方をされていたりもします。
大学のキャリアセンターは学生の就職支援を総合的に行っているため、キャリアコンサルタントという職業に限定せず、大学の就職支援に幅広く対応できるような求人票で募集をしていることが多いようです。

就職支援に力を入れる大学も多くなってきており、中には三年次になると在学生一人ひとりに就職アドバイザーがつく大学もありますので、キャリアコンサルタントの需要は増加傾向にあるといえます。

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