小論文の解答例:テーマ「どのような大学職員を目指すか」【大学職員転職:中途採用選考対策】

転職希望者

小論文なんて書いたことがなくて不安です。

saco

大丈夫です!ここでは小論文の解答例を掲載しています。

ぜひ、自分なりにアレンジをしてみてください!

この記事を書いた人

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saco(@saco3_ten

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小論文テーマ「どのような大学職員を目指すか」

目指す職員像をひとつ設定する

saco

まずは軸を決める必要があります。

自分が本当に思っているかはさておいて、書きやすい、話しやすい内容を意識しましょう!

皆さんは「目指したい大学職員像」がありますでしょうか?

おそらく、受験段階のほとんどの方が「考えたことがない」話だと思います。全然大丈夫です。

ただ、小論文を書く上では、何がしか「目指す職員像」を明確化しておいた方が良いです。

職員像を設定するポイントは、次のとおりです。

ポイント

大学を取り巻く環境・課題に対して、効果的に対応することができる職員。

上記のとおり職員像を設定することで、なぜそのような職員を目指すのかについての理由付けが、非常に行いやすく、また説得力を持たせることができます。

このコツを押さえることで、小論文対策はもちろんのこと、面接でも似たようなことが聞かれる可能性がありますので、一石二鳥で準備することができたりもします!

大学を取り巻く環境・課題

saco

挙げていくとキリがないため、いくつかピックアップしてみました!

ポイント

  1. 少子化による影響
    少子化に伴い、大学の入学者数が減少する可能性があります。これは大学が受け入れる学生の数に課題を生むことがあります。
  2. 教育の質と多様性
    大学の質や提供される教育の内容には大きな差があります。また、多様なバックグラウンドを持つ学生が同じ環境で学ぶことから、教育のニーズに対応することが難しい場合もあります。
  3. 技術の進化とデジタル化
    近年、オンライン教育やデジタルツールの導入が進み、これに適応することが求められています。しかし、技術の進化は一部の学生にとってはアクセスの問題を引き起こす可能性もあります。
  4. ストレスとメンタルヘルスの問題
    大学は新しい環境であり、学業のプレッシャーや社会的な期待により、学生たちがストレスやメンタルヘルスの問題に直面することがあります。これに対するサポートが必要です。
  5. 研究と産業の連携
    大学と産業界の連携が重要視され、実践的なスキルを身につけやすい環境の整備が必要です。
  6. ジェンダー平等
    ジェンダー平等の促進や、女性がSTEM分野(科学、技術、工学、数学)での参加を増やすための取り組みが重要です。
  7. 感染症対策と危機管理
    グローバルな感染症の脅威に備え、危機管理体制の整備やオンライン教育への迅速な対応が必要です。

様々ありますが、非常にざっくりとまとめると「現代社会は急速に進化し、それに伴い大学環境も多岐にわたる変革を経験している。」ということが言えるのではないでしょうか。

例えば、目指すべき職員像の一例として、「そのような急激な社会の変化に適応し、高度な専門知識だけでなく、柔軟性やコミュニケーション能力も兼ね備えた職員」とすることも考えられるでしょう。

小論文の解答例

800字程度でまとめると

saco

これまでの話を踏まえて、およそ800字程度でまとめてみました。

あくまでこれは解答の一例にしか過ぎません。

ぜひ、ご自身の目指すべき職員像に置き換えて、説得力のある小論文を作成していきましょう!

解答例:「どのような大学職員を目指すか」

解答例

私は、変化への対応力を兼ね備えた大学職員を目指したい。現代社会は急激な変化が横行し、大学を取り巻く環境も例外ではない。この変動する状況の中で大学が生き残っていくためには、柔軟かつ効果的に対応する能力が求められると考える。

まず、専門知識の習得と更新が不可欠である。急速に進む技術や社会の変化に迅速に適応し、新たな知見を取り入れることで、大学の使命に即した業務を遂行することが可能となる。柔軟性を持った専門知識は、変化する環境において前向きに対応できる基盤を築く。

次に、異なる専門分野との連携や協働能力が求められる。大学内外で様々な専門性が複雑に絡み合う中、異なる視点やスキルを持つ仲間との連携が重要である。協力関係を構築し、情報をシェアすることで、変化に対する包括的な理解が深まり、迅速で適切な対応が可能となる。

コミュニケーションスキルの向上も欠かせない。変化には不確実性が伴い、その中で円滑なコミュニケーションが重要性を増す。他者との対話や協議を通じて、情報の共有や問題解決が進むことで、組織全体が変化に適応する力を高めることが期待される。

最後に、変化の中でのリーダーシップが不可欠である。変革の先頭に立ち、積極的な提案や方針の構築を通じて、組織全体を変化へと導く役割が求められる。リーダーシップの中には、柔軟性を備えつつも方向性を示す能力が含まれ、これが変化への的確な対応を可能にする。

総じて、変化への対応力を兼ね備えた大学職員とは、専門知識の柔軟な更新、異なる専門分野との協働、効果的なコミュニケーション、そして変革を導くリーダーシップという四つの要素が主に結びついていると考える。これらを統合的に発展させ、変化に適応しながら貴学の発展に寄与していきたい。

saco

いかがでしたでしょうか。

「変化への対応力」を兼ね備えるための、様々な能力を並べることで、変化へ対応していく姿が少し想像できましたでしょうか。

余裕があれば、ぜひこれまでのご自身の経験の中で「変化に対応した経験」を織り交ぜながら書いてみてください。より説得力が増すことでしょう!

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